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2012年2月14日火曜日

当社社員が読んだ今月の本(1月)

社員のコーチングで今月読んだ本の発表をしてもらいました。会社からの推薦図書やもちろん個人で選んだ本。こんな本を読んだよ。こんな気づきがあった。などなどです。

人に本を読めと勧める上で、本を読む意味を考えてみました。
1、限られた人生の時間に、古今東西のさまざまな人の経験を書籍を通して経験する。
2、人生や仕事に役立つ知識を得る
3、相手の立場を理解し、他人の立場からも物事を見る能力を高める。

1、2はもちろんなのですが、最近3により意味があるのではないかと思うようになりました。 本を読むと自然と違う人の立場に身を置いて考えることになります。喜びや成功はもちろん、痛み、苦しみ、悲しみを多く知ることになります。仕事や人生から直接得るものと同時に、良書を通じて心を高めるためることにつながるような気がします。

「成功に秘訣というものがあるとすれば、それは他人の立場を理解し、自分の立場と同時に他人の立場からも物事を見ることのできる能力である。」ヘンリーフォード フォード自動車創設者(人を動かす ディールカーネギーより引用) 

ところで、当社社員が読んだ今月の本です。当社社員に今月多く読まれたのは

1、「アメーバ経営」 稲盛和夫
2、「スティーブジョブズ」 ウオルターアイザックソン
3、「サービスの天才たち」 野地 秩嘉
4、「思いをかたちに変えよ」渡邉美樹
5、「はじまりのストーリー」八芳園チームフォーウェディング
6、「9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方 福島 文二郎
7、「プロジェクトXリーダーたちの言葉」 今井 彰
8、「フェースブックをビジネスに使う本」熊坂仁美
9、「心を整える」長谷部 誠
10「またあなたから買いたい」斉藤 泉

その他、稲盛さんの著書では「実学」「心を高める経営を伸ばす」「稲盛和夫の経営塾」「働き方」松下幸之助さんの著書で「道をひらく」「実践経営哲学」

ベストセラーでは「日本で一番大切にしたい会社」「質問力」「タニタの社員食堂」
「池上彰の宗教が見えれば世界がわかる」

自己啓発書、ビジネスで「代表的日本人」「孫子の兵法」「営業能をつくる5日間トレーニング」「女を磨く ココシャネルの言葉」「笑顔セラピー」「百貨店サバイバル」「知らないと恥をかく世界の大問題」「心を上手に透視する方法」「ほっとする禅語」「ニーチェの言葉」「ホテルサービスNo1に輝いた秘訣」「ほんとうの心の力」「3週間続ければ一生が変わる」「20代でやっておきたいこと」「ハーバード流交渉術」「頭がいい人がしているリーダーシップの教科書」など

デザイン、アート系で「モーショングラフィックス大学」「アイデアの接着剤」「スウェーデン式アイデアブック」

歴史書、小説で「昭和という国家」「最後の将軍 徳川慶喜」「クライマーズハイ」「砂漠」「小太郎の左腕」ダルタニャン物語」

実用書では「 オーディオビデオ圧縮入門」「ウェディングマジック」「お父さんお母さんありがとう」「人を動かす照明術」「プロ音響データブック」


面白いところでは有吉弘行「俺は絶対性格悪くない!」などなど、
まあ良書とかこだわらなくとも、、、、 来月も皆さんにお披露目していきます。











未来進行形コーチング

今月からソーシャルメディアを使って社員全員とコミュニケーションをはじめました。グーグルプラスのビデオチャットの機能すごいです。海外と国内各地の多拠点をつないでのビデオ会議が簡単にできます。当社の場合同時に7−8名程度で行っています。そして通話料、使用料はなんと無料です。

コミュニケーションの題名は「未来進行形コーチング」としています。

「未来進行形」とは
現在の力でものごとができるかできないかを判断することは難しいことではありません。しかし、新しいことをなしとげる人は自分の可能性をまっすぐに信じることができる人です。可能性とはつまり「未来の能力」のことです。つまり目標となるある一点に向けて、現在の自己およびチームの能力をテーマに対応できるまで高める方法を考えなければならないのです。自己の能力を未来進行形でとらえ、今できないことを何としてもやろうという思いをもつことが必要なのです。

京セラ、日本航空の名誉会長の稲盛和夫さんからいただいた言葉です。

こんな風に進めています。
1、未来進行形目標の設定
未来進行形シート(A4一枚)に、「まずこうありたいという」、今月の未来進行形の目標をできるだけ数値で各自に書いてもらいます。

2、成果、自己採点、反省、気づき、うれしかったこと、ありがとう、今月読んだ本と学んだことの振り返り、そして来月の未来進行形目標をビデオ会議で発表していただいてコーチングをしています。

コーチングというよりも、一人一人の努力と成長を一緒に共有する場といった方がいいかもしれません。複数の事業所から様々なスタッフが参加することで、いろんな気づきや刺激があるようにしたいと思っています。

次回のブログでは、今月どんな本が社員の皆に読まれたかをまとめたいと思います。






グーグルプラスビデオチャット画面(NY、東京など多地点接続)





2012年1月19日木曜日

京セラ創業者稲盛和夫氏から学んだこと3

「JAL過去最高益」昨年3月の日本航空の決算のニュースに驚きました。稲盛さんが再建に乗り出されたとは言え倒産後初年度の決算です。

経営者の使命感と正しい考え方、そのエネルギーが幹部に伝わり、幹部も使命感と正しい考え方をもったときにこれほど劇的に会社が変わるということですね。

以下、何がJALで起こったのか、稲盛さんのお話を要約しました。(実際の会見の様子は下の動画でご覧ください。)

自分の力に余るかもしれないけれど、JALの再生に向けて協力をすべきではないかと思い、全く経験もない、分野も違うことをお引き受けしました。周囲からは翻意を促す声ばかりでしたが、日本経済のためにもJALの社員たちのためにもと、がらにもなくお引き受けしました。

JALの経営に携わり、まずびっくりしたのは、JAL社員の方々の「倒産した」という意識が非常に希薄だということでした。そこで定時後や休日に集中的にリーダー教育を行いました。どういう意識を持たなければならないのか、どういう使命感と考え方を持たなければならないのかということについて説きました。つまり会社を立派にするにはリーダーが持つべき思い、考え方が何にも増して大事なのだということを申し上げました。講義をした夜は缶ビールとつまみで侃々諤々の議論をする。そうすることで幹部社員の意識を変えるということを第一にやってきました。

もうひとつびっくりしたのは、JALの幹部たちが、企業が利益を出すことに対して、罪悪感に近いものを持っているということでした。ある幹部は「収益を上げなければならないと会長は言われますが、我々航空運輸事業じゃ安全が何より大事ですから」というので、私はこのようにいいました。「もちろん、安全でなければ航空運輸事業はなりたちません。しかし、企業が十分な収益を上げて、よい経営ができているという前提があってはじめて安全が守られ、社員の雇用も確保されるのです。」すると最初のころは利益追求に関してネガティブな考え方を持っていた幹部も段々意識が変わってきました。

また「業績報告会」という月例会議を始めました。営業や整備などの部門責任者が、売上をどのように伸ばし、経費をどのように削減してきたかを説明してもらうようにしているのです。自分で責任を持って部署を管理していく中で、だんだん自信を持つようになり、自分たちの部門をどのように改革していくのかということも一生懸命話してくれるようになってきました。私はそうした幹部社員の意識改革があって、JALの会社全体が徐々に変わってきたのだと思っています。

以上記者会見の要約


日本航空稲盛会長日本記者クラブ会見(動画)2011年2月


2011年11月20日日曜日

戦後初めてニューヨークの空に日の丸が翻った日

1962年10月ニューヨーク五番街に日の丸が翻った!5番街と47丁目の角にSONYショールーム。 それは、第2次世界大戦以来はじめてNYの空に翻った日の丸だった。

「米国で指導的な地位を確保することこそ、自分が会社に抱いているビジョンを実現するため、是が非でも達成しなければならない。」その強い信念で自らニューヨークに住み、世界のSONYを築いたソニー創業者の盛田昭夫氏。偉大な経営者から少しでも学べることができればと思い、「ソニードリーム・キッズの伝説」(ジョン・ネイスン著日本語版)を読んで震えるような感銘を受けた。

アメリカ人にとって、日本人は、寡黙で、気づまりでよそよそしく、謎めいて、不可解、という印象があるらしい。ところが、盛田氏は情熱的で、人なつっこく、自発的で、カリスマ性があり、楽しいことが好きだ。どこから見ても自分たちと同じに見えたという。

英語でのコミュニケーションについても盛田氏は対談でこう語っている。
「文法とか発音はそれほど重要ではありません。 欧米流の考え方に合うやり方で自分の考えを表現することの方が大切です。まず第一に、彼らはすぐに結論を聞きたがる。彼らが質問したり意見を表明する場合、相手が自分たちに賛成なのか、反対なのか、すぐに知りたがるんですね。だから、英語ではイエスかノーが初めにくるわけです。われわれ日本人はイエスかノーかを最後までとっておく方を好みます。特に答えがノーの場合はできるだけ遅らせたがる。彼らにはそれが非常に腹立たしいのです。」

「われわれ日本人実業家は、両生類でなければならない。」これも盛田氏の言葉だ。一方はもちろん日本。もう一つは欧米である。昨今ではそれに加えてアジアということだろう。日本人経営者がまず日本を大事にするのはもちろん、それに加えて欧米そしてアジアのマーケットで生きていかなければ、日本の将来は暗い。昭和の偉大な経営者が築いた世界マーケットの遺産で私たちは繁栄を享受している。しかしそれはいつまでも続かないだろう。今の時代の経営者が意地でも世界で戦える事業を築き、そして次の時代に引きつがなければ、負けるな日本の経営者!そして日本の若者!

といよりまず自分が頑張れってことで、、、頑張ります。


ニューヨーク五番街 New York  5th Avenue



京セラ創業者稲盛和夫氏から学んだこと2

稲盛さんの言葉、たくさんいい言葉がありますが、私が好きな言葉は「未来進行形」です。
この言葉は若い頃から好きでした。(今もまあまあ若いけどね。)

未来進行形
現在の力でものごとができるかできないかを判断することは難しいことではありません。しかし、新しいことを成し遂げる人は自分の可能性をまっすぐに信じることができる人です。可能性とは「未来の能力」のことです。つまり目標となるある一点に向けて、現在の自己およびチームの能力をテーマに対応できるまで高める方法を考えなければならないのです。自己の能力を未来進行形でとらえ、今できないことを何としてもやろうという思いをもつことが必要なのです。(稲盛和夫)

私の解釈では、まずは目標を決めること、私の場合は「お客様の満足、社会への貢献と同時に全従業員の物心両面の幸福を追求する」そして「世界の感動創造企業」になることです。目標は正しくそして大きくもつことが大事だと、稲盛さんから学びました。そして自分の可能性と自分のチームを信じること、そしてその目標に向けて自らとチームを高めつづけていくために「誰にも負けない努力をする」ことが新しいことを成し遂げるためには必要なんだろうととらえています。

稲盛さんの声が聞こえてきそうです。「誰でも努力はしてるんや、誰にも負けない努力をしてるのか!」今日も反省。毎日少しずつでも、前に進んでいかなきゃね。

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旧京セラ本社ビル(ここで4年間仕事をしました)













































2011年11月17日木曜日

ザベストテン アメリカのCEO

ザベストテンってタイトルがめちゃくちゃ古いんですが(わかる人にはわかりますよね)
今年7月のビジネスインサイダーによると、会社の成長、資産、本人の評判から、この20年のアメリカのベストCEOベストテンは以下のランキングだそうです。なるほどーという顔ぶれですね。

#2 Jack Welch, GE

#3 Bill Gates, Microsoft

#4 Jeff Bezos, Amazon

#5 Jamie Dimon, JP Morgan

#6 John Chambers, Cisco

#7 Steve Schwarzman, Blackstone Group

#8 Mark Zuckerberg, Facebook

#9 Larry Ellison, Oracle

#10 Howard Schultz, Starbucks


もう一位はお分かりですね。

#1 Steve Jobs, Apple

そうです。スティーブジョブズです。スティーブについては改めて語るまでもなく、創造性に富んだ偉大な経営者ですが、そんな彼が影響を受けた人物って皆さん興味ありませんか?ボブディラン、トーマスエジソン、ヘンリーフォードなどと並んで、ソニー創業者の盛田昭夫さんのお名前がありました。盛田さんは自らNYに住まれアメリカ市場開拓のために、そしてソニーを国際企業にされた、海外で唯一名前の通じ経営者かもしれません。是非、盛田さんについても、ここNYからブログで語る機会があれば大変光栄です。

京セラ創業者稲盛和夫氏から学んだこと1

稲盛和夫氏は京セラ、第二電電(現KDDI)の創業者。現在は日本航空会長をしておられることで、ご存知の方も多いと思います。

私は今から20数年前に、新卒で京セラに就職しました。これは私の人生にとっても最も幸運だったことの一つだと思います。なぜなら、稲盛さんの経営哲学にはじめから触れることができたからです。新卒というのは、期待に胸をふくらませて、真っ白な気持ちで入社してきます。私もそうでした。

新入社員研修で最もこころに残ったのは
「人生、仕事の結果=考え方X熱意X能力」の方程式です。

まわりの同期は立派な大学出身で、ぼんくら大学(すみません。同じ大学の皆さん)の自分は少し劣等感を持っていました。そこでこの方程式です。ガツンとやられました。

能力は人並み(いや人並み以下)でも、熱意と考え方によっては大きな成果をだせる、それもかけ算で、これには勇気づけられました。「俺も頑張ったらできるかもしれん」。実際には京セラで働いている先輩たちは、熱意をもってまっすぐで前向きな方が多かったと思います。私自身は京セラでは大して会社のお役には立てなかったと思いますが、自分としては人生の羅針盤を得ました。

しかしそんな経験も時間とともに薄れてしまうのが人間です。過信したり、欲がでたりでいろんな失敗をしました。その中で自ら起業した会社で大きな失敗をし、来月の従業員の給料も払えそうにない。皆にやめてもらうしかもう先がない。という経験をしました。本当に当時の従業員には自分のいたらなさのために皆に苦労をかけ、今思い出しても本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。その時に、昔読んだ稲盛さんの本をたまたま手にしました。

稲盛さんが京セラを創業された頃の話です。
創業まもなく、若い社員が血判状をもって稲盛さんのところにやってきます。給料をこれだけあげてくれ、ボーナスはこれだけ保証してくれというような話です。できたばかりの会社でこれから先の約束など経済的にとうていできません。稲盛さんは会社の状況も話し、ひとりひとりを説得していきます。最後にのこった若い社員には、「もし俺がお前をだますようなことがあったら、俺を刺し殺してもかまわん。」ぐらいの気迫で説得をします。結局は皆仕事に戻ることになるのですが、ここからが稲盛さんを名経営者たらしめるところです。

もともとは「稲盛和夫の技術を世に問う会社で、自分の田舎の身内にもまともに仕送りもできんような状態なのに、若い連中はこういうことをいう。会社経営とは大変なことをはじめてしまったなあ、でも待てよ、若い連中は新しい会社に就職して保証をしてくれといってくる。会社というのは自らの技術を世に問う場所ではなくて、従業員を幸せにすることにあるんやないか」そこで経営理念を「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」とされました。後日談として、ここからが京セラ躍進の始まりだったと語っておられます。

稲盛さんについてはまだまだ語り足りませんので、次回も稲盛さんの話を語りたいと思います。


京セラ創業者 稲盛和夫氏

2011年11月16日水曜日

アメリカのCEOと日本の社長

今日は少し真面目に経営について考えてみたいと思います。

アメリカで経営者として仕事をしていると、アメリカと日本の経営の違いについて感じることがあります。そこでついつい「いやいやアメリカのCEOと日本の社長ってのはここが違うんや」というような話をするのですが、

例えば、アメリカのCEOは「株主のため」とにかく利益をあげることが重要。場合によってはレイオフなども含めて経済合理的に経営するし、それが認められる場合が多い。日本の社長は、気の利いた経営者なら株主、お客様、取引先、地域社会そして従業員も含めた「ステークホルダーのため」と答える方もいるでしょうが、ほとんどは「従業員のため」そして「お客様のため」と答える方が多いのではないかと思います。

雇用についても、アメリカは職に対して人を雇う、日本は人を雇って職につける。の違いがあるように感じます。ですから、アメリカだとその職がなくなったり、仕事で結果がだせなければさよならです。

アメリカ人に「信じられんかもしれんが日本の社長は、従業員の雇用を守るために働いてるんや、だから人を雇って仮に結果がだせなくても、それは自分の責任として、何回も何回も指導して、それでも難しかったら、他の部署に異動して、とにかく本人が結果をだせるようにするのが社長の仕事や」(英語)というような話をすると目を丸くします。

私は京セラ創業者の稲盛和夫氏から学んだ「社長ってのは従業員を守るためにおるんや」を心の支えとして、間違った方向にいかないように経営をしてきたつもりです。ただ、至らぬことも多く、またたくさんの失敗をしてきたことも事実です。

その教えを基本に、日本の経営者、そしてアメリカ人の経営者から多くを学び、実学として従業員そしてステークホルダーのために日々努力しなければならないと改めて感じています。

次回は、日本の名経営者稲盛和夫氏について語りたいと思います。


旧リーマンブラザーズ本社ビル