2011年11月17日木曜日

京セラ創業者稲盛和夫氏から学んだこと1

稲盛和夫氏は京セラ、第二電電(現KDDI)の創業者。現在は日本航空会長をしておられることで、ご存知の方も多いと思います。

私は今から20数年前に、新卒で京セラに就職しました。これは私の人生にとっても最も幸運だったことの一つだと思います。なぜなら、稲盛さんの経営哲学にはじめから触れることができたからです。新卒というのは、期待に胸をふくらませて、真っ白な気持ちで入社してきます。私もそうでした。

新入社員研修で最もこころに残ったのは
「人生、仕事の結果=考え方X熱意X能力」の方程式です。

まわりの同期は立派な大学出身で、ぼんくら大学(すみません。同じ大学の皆さん)の自分は少し劣等感を持っていました。そこでこの方程式です。ガツンとやられました。

能力は人並み(いや人並み以下)でも、熱意と考え方によっては大きな成果をだせる、それもかけ算で、これには勇気づけられました。「俺も頑張ったらできるかもしれん」。実際には京セラで働いている先輩たちは、熱意をもってまっすぐで前向きな方が多かったと思います。私自身は京セラでは大して会社のお役には立てなかったと思いますが、自分としては人生の羅針盤を得ました。

しかしそんな経験も時間とともに薄れてしまうのが人間です。過信したり、欲がでたりでいろんな失敗をしました。その中で自ら起業した会社で大きな失敗をし、来月の従業員の給料も払えそうにない。皆にやめてもらうしかもう先がない。という経験をしました。本当に当時の従業員には自分のいたらなさのために皆に苦労をかけ、今思い出しても本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。その時に、昔読んだ稲盛さんの本をたまたま手にしました。

稲盛さんが京セラを創業された頃の話です。
創業まもなく、若い社員が血判状をもって稲盛さんのところにやってきます。給料をこれだけあげてくれ、ボーナスはこれだけ保証してくれというような話です。できたばかりの会社でこれから先の約束など経済的にとうていできません。稲盛さんは会社の状況も話し、ひとりひとりを説得していきます。最後にのこった若い社員には、「もし俺がお前をだますようなことがあったら、俺を刺し殺してもかまわん。」ぐらいの気迫で説得をします。結局は皆仕事に戻ることになるのですが、ここからが稲盛さんを名経営者たらしめるところです。

もともとは「稲盛和夫の技術を世に問う会社で、自分の田舎の身内にもまともに仕送りもできんような状態なのに、若い連中はこういうことをいう。会社経営とは大変なことをはじめてしまったなあ、でも待てよ、若い連中は新しい会社に就職して保証をしてくれといってくる。会社というのは自らの技術を世に問う場所ではなくて、従業員を幸せにすることにあるんやないか」そこで経営理念を「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」とされました。後日談として、ここからが京セラ躍進の始まりだったと語っておられます。

稲盛さんについてはまだまだ語り足りませんので、次回も稲盛さんの話を語りたいと思います。


京セラ創業者 稲盛和夫氏

2 件のコメント:

  1. おはようございます♬

    わたしも、稲盛和夫さんのファンです。
    脇山さんの、ニューヨークでのご活躍を祈念しております。
    (^_^)

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  2. iimurakazuoさんありがとうございます。

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